≪施設内研修 実施報告≫

合同研修会(あるかさる、すろー・らいふ台町)

2011年3月19日(土) 施設内研修

 

3月の研修も1コマの重点研修。

なぜなら、真摯に向き合わなければならない内容だからです。

 

【医学知識研修 ~ターミナルケアを考える~】

 

自宅以外で看取る率のほうが高くなった現代だが、講師は自宅での看取りの経験があった――。

そんな入りの本研修。

どのような状態を指してターミナル期というのか、あるいはターミナルケアと緩和ケア・ホスピスケアとの違いなど、出席者に振りながら講義は進みました。

 

死生観。

 

それは人と向き合う上で考えられていなければならないことであり、施設の職員だけではなく、利用なさっている方やご家族の皆様、さらには地域の皆様全員が避けては通れない大切なものだと、私は捉えています。

人が生まれて死ぬ、とはとても神秘的で尊いことなのですから。

 

さて、平成22年度の施設内研修は、3月19日(土)をもって終了しました。

無事に施設内研修運営ができたことに感謝します。

特に、一緒に運営してくれた作業療法士1名および介護職員1名には心から感謝しています!

2011年2月19日(土) 施設内研修

 

2月の施設内研修は1コマの重点研修!

ということで、今月は以下の内容が行われました。

 

【相談援助・面接技術研修 ~コミュニケーション+目的意識=面接~】

 

研修内容の紹介。

1.相談援助は人間理解!

 ・コミュニケーションは双方向のやり取り!

 ・レベルに応じた技術が存在する!

 ・相談援助スキルアップに王道無し!

2.意図的なコミュニケーションを体感しよう

3.コミュニケーションのコツ!

 ①何をやり取りしているか<波長あわせ> 知識 or 感情

4.知っておくと役に立つこと

 「関心を持てば見える」

 「見えると気づく」

 「立場が違うと見える景色が違う!」

 「伝えると伝わるは全く違う!」

 「多く言えば多く伝わるわけではない」

5.伝わるためには…

 ①まず、全体像を見せるべし!

 ②相手にレベルを合わせるべし!

 ③情報を分けるべし!

 ④ついてきているかこめまに確認すべし!

 ⑤イメージができるように言うべし!

 

今回は、相談援助・面接技術の中でも基礎編が行われました。

資料、フリップ、指し棒、くじ等が揃っており、講師の事前準備の良さを垣間見ました。

まるで、池○ 彰さんのよう…と感じたのは私だけではないはず…!

 

今回は基礎編でしたが、「中級編も聞きたい」という声をもらっており、来年度の研修を組むにあたり参考にします。

 

次回は3月19日(土)です。

いよいよ今年度最後の研修会です!(^^)!

2011年1月22日(土) 施設内研修

 

先月2010年12月の施設内研修は臨時休業となりました。

その分パワーアップした新生施設内研修!

今月は以下の3コマが行われました。

 

【第2回 ロックゼロ委員会研修 ~業務に追われていることが理由と思われるロックへの対策~】

【認知症ケア研修 ~認知症ケアのひとつ、バリデーション療法の理論を学ぶ~】

【認知症ケア研修 ~認知症ケアのひとつ、バリデーション療法の実技を学ぶ~】

 

1コマ目。

ロックゼロ委員会研修では、前期の研修内容を振り返りつつ、具体的な事例を取り上げて施設ならではの集団ケアの注意点についての解説がありました。

なにより、ロックゼロ(抑制廃止)を目指すためには、職員一人一人が「自分自身のことをよく知ること」が強調され、普段の自分の仕事振りを振り返る「振り返りシート」の紹介もありました。

このシートを上手に活用できれば、素晴らしい関わり方ができることを確信しました。

 

2コマ目。

バリデーション療法の理論を学びました。

講師は、すろー・らいふ台町(認知症高齢者グループホームおよび認知症対応型通所介護)の二人。

お二人は、バリデーション療法を提唱したナオミ・フェイル女史の娘・ビッキー女史の研修を受けており、所属部署でも啓発に挑んでいます。

バリデーション療法で忘れてはならないのは、『認知症の方は、[愛し、愛されたい][役に立ちたい][感情を表出したい]という欲求を持っている』ということです。

これらの欲求を叶えるために、バリデーション療法では15のテクニックを駆使するのです。

 

3コマ目。

写真は、この3コマ目の風景です。

講師の二人により、15のテクニックを活用したロールプレイが披露された他、基本の呼吸法であるセンタリング(テクニック1)の実践も行いました。

その他、様々な演習があり、時間が過ぎるのがとても早い3コマ目でした。

 

さて、私たちは実践現場にいるため、研修を受けるとどうしても身近な利用者さんを思い浮かべて「あの人との関わりでは、こうは上手くいかない」と思いがちです。

実際そうなのかもしれません。

ただし、研修で受ける内容は基礎であり、実践現場は応用です。

基礎も理解していない・身につけていないのに、応用をどうこうできるはずがありません。

悩んでいるなら、頭でっかちにならずあらゆるものを吸収し試してみる、そんな貪欲さを見せてもいいのではないでしょうか。

今年度、施設内研修を運営してきて、私が強く感じていることでした。

 

もとい。

次回は2月19日(土)です。

2010年11月20日(土) 施設内研修

 

11月20日(土)に施設内研修を実施しました。

内容は以下の3コマです。

 

【認知症ケア研修(基礎編)】

【事故防止対策委員会研修 ~大規模施設における防火対策~】

【新・目標指向的介護研修】

 

認知症ケア研修では、タイプ別で症状の特徴があるため専門職であるならばそのことを理解して対応する必要があることを学びました。

講義では、アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、脳血管性認知症、前頭側頭型認知症が紹介されていました。

 

事故防止対策委員会研修では、防災に関する講義が行われました。

過去、実際に火災が発生した施設を紹介しながら、そのときやってしまった職員の適切ではない行動を学習しました。

咄嗟のとき、冷静に判断ができればいいのでしょうが、慌てるのもまた人間の心理なので、こういった研修を通じて職員個々人が適切な対応をシミュレーションしておきましょう。

 

前月に続く、新・目標指向的介護研修。

新版テキスト対応の研修は、ひとまず一区切りつきました。

 

次回は12月11日(土)です(^O^)/

2010年10月16日(土) 施設内研修

 

10月16日(土)に施設内研修を実施しました。

内容は以下の3コマです。

 

【第六回 目標指向的介護研修 ~インフォームド・コオペレーション~】

【医学知識研修 ~脳腫瘍を理解する 腫瘍の成長による心身の変化~】

【新・目標指向的介護研修 ~新版テキスト対応研修~】

 

最後となった目標指向的介護研修!

…と思いきや、テキストが新版(2009年)になり、新しい体系等が見られるため、その紹介を兼ねた「新・目標指向的介護研修」が、今月と来月の2回シリーズで開講!

目標指向的介護、再び!

職員の知識のバージョンアップ、あるいは上書き保存を希望します…f^_^;

 

医学知識研修では、脳腫瘍のことを学習しました。

症状として、慢性的な頭痛、原因不明の吐き気や嘔吐、視神経の異常が挙げられ、他にも手足のしびれ・麻痺、言葉が出ない、聴覚障害等、腫瘍が脳の神経を圧迫することで考えられ得る症状が紹介されていました。

なんらかの病を有する方に接する職業につくなら、病気の理解は基本であり押さえておかなければなりませんね。

 

次回は11月20日(土)です。

ノロウィルス対策 実演中
ノロウィルス対策 実演中

2010年9月25日(土) 施設内研修

 

9月25日(土)に施設内研修を実施しました。

内容は以下の3コマです。

 

【第五回 目標指向的介護研修 ~どこででもできるADL~】

【感染対策委員会研修 ~感染対策マニュアルの見方とノロウィルス発生時の対応演習~】

【介護技術研修 ~介護の専門職なら、とりあえず知っとこ! キネステティクス!!】

 

今回含め残り二回となった目標指向的介護研修。ラストスパート!

 

感染対策委員会研修では、ノロウィルスに関する対応演習。

研修会に参加していない職員は、これらの対応ができるものと理解しています。

 

キネステティクスも知って為になる楽しい知識・技術です。

今回は技術まで進むことはできませんでしたが、この理論は介護福祉士には必須ですね(^O^)

 

次回は10月16日(土)です(^^)/

2010年8月21日(土) 施設内研修

 

8月21日(土)に施設内研修を実施しました。

内容は以下の2コマです。

 

【第四回 目標指向的介護研修 ~するADL~】

【食事・栄養マネジメント委員会研修 ~管理栄養士がレクチャーする食事・栄養マネジメントの基礎】

 

第四回目となる目標指向的介護研修では、「するADL」に着目した講義内容でした。「しているADL」と「できるADL」を適切に評価し、将来の実生活の予測のもと立案した活動の目標が「するADL」。現在(「しているADL」)があり、未来(「できるADL」)があり、それを埋めるためのものが「するADL」といったところでしょうか。

 

食事・栄養マネジメント委員会研修では、参加者全員、自分の身長や体重からBMI(肥満度を表す指標のひとつ)を計算しました。

他、自分の標準体重やエネルギー消費量も計算し、自らを振り返りながら食事・栄養マネジメントの基礎を学ぶことができました。

計算中、悲鳴が上がったとか上がらなかったとか…f^_^;

 

次回は9月25日(土)です。

2010年7月10日(土)施設内研修

 

先日、7月の施設内研修を実施しました。

内容は以下の2コマです。

 

【第三回 目標指向的介護研修 ~できる・しているADL~】

【ロックゼロ委員会研修

  あるかさるロックゼロ委員会の取り組み ~過去・現在・未来~】

 

目標指向的介護研修は、全6回で計画しているため今回で折り返しましたね。できるADLとしているADLを見分けるのは大変重要なので、参加者の皆さんも真剣に演習に取り組んでいました。

 

ロックゼロ委員会研修では、フィジカル・ドラッグ・スピーチの三大ロックの基礎を学び、その上で昨年度当施設で要望が強かったスピーチロックについて細かく学びました。「それはダメです」等の否定的な言葉の他、テンポの速い会話、強い口調もスピーチロックにあてはまることを改めて学びました。

 

来月8月は21日(土)です。

2010年6月26日(土)

施設内研修パートⅡ

 

去る6月26日(土)、 施設内研修を開催しました(^o^)

内容は以下の3コマです。

 

【個人情報保護委員会研修 楽しく学ぶ・身につく・明日から使える個人情報保護法】

【医学知識研修 THEヒフ! ~利用者を24時間体制で見守る職員が気をつける観察ポイント】

【ケースメソッド ~重層的・多角的な考えを身につける~】

 

個人情報保護委員会研修では、クイズを効果的に用いながら、とっつきにくい個人情報保護法を学ぶことができました(^_^)

個人情報保護法の成り立ちを学ぶと、なにが大切なのかわかりますね。

 

医学知識研修では、網走厚生病院の認定看護師をお招きして、皮膚疾患予防に関する学習を行いました。

「もう少し時間があったら、もっと学びたかった!」

「実技もやりたかった!」等の声が多く、内容が充実していることを実感しています。

 

ケースメソッドでは、提供事例が難しく、話題を発展させていきにくかった印象もあり、次回以降の研修での取り上げは見合わせることを検討しています。

 

原則月1回の施設内研修ですが、6月は2回でした!

皆さん、お疲れさまでした~(^^)/

2010年6月19日(土) 施設内研修パートⅠ

 

本日6月19日(土)、老健あるかさる大会議室で施設内研修を開催しました。

研修は以下の3コマです。

【第二回 目標指向的介護研修 ~生活不活発病とは~】

【事故防止対策委員会研修 ヒヤリハットとは~反省文からの脱却~】

【統計から見る介護職の現状と課題】

 

目標指向的介護研修会は、当施設のケアの要となる研修会です。

当施設に新しく入った職員には必ず受講してもらっています。

 

事故防止対策委員会研修では、事故を未然に防ぐための意識改革の説明がありました。

 

「統計から見る介護職の現状と課題」では、介護保険事業所で働く介護職の特徴(介護職を選んだ理由・離職理由等)の統計を見ながら解説がありました。

 

素晴らしい天気のところ、研修に参加した職員の皆さん、お疲れさまでした。

 

写真を撮り忘れ…少し淋しい施設内研修報告でした!